原点はファンタジー
ジムもマンネリ化になってきた。 ちょっと退屈。 当然トレーニングもマンネリ。
これまで長いことトレーニングをやってきた。 ありふれているし、正直飽きてもきた。
年々情熱も無くなってきて、以前より追い込むトレーニングはやらなくなった。使用重量もかなり落ちてしまった。 定番のスプリット・ルーティンもいいが、時にはシステミックで行うのも必要に感じる。
海外では数年前からクロスフィットが流行っており、最近は国内でも専門のジムが出来るようになってきた。勿論、JETSではそういったスタンスではないことは明らかだし、自分自身がクロスフィットには全く興味はない。一般人がミーハー感覚でやるものには全く興味が沸かない。やってみたいのはよりコアなもの。需要がなくても構わない。一部のアスリートがやってくれればそれでいい。それは現時点ではマニアック過ぎて日本人で行っている人は極々一部の人だけだ。
自分は腰痛持ちなのでそんなことをすれば更に悪化してしまうかもしれない・・・・・・・・・・・・。
ある日、地方巡業から帰ってきたトレーニング熱心な力士がトルソネーターを行っていた。
最近よく見かけるトレーニングだ。 トレーニングに熱心なのは、まだまだごく一部の力士ではあるのだが、昔に比べたらジムに通って筋力アップを図る力士はどこの部屋でも各段と増えてきた。
彼らは年中地方巡業に出る。本場所の他に更に6度も地方へ行く。
そして全国にある巡業先のジムに出向いてトレーニングを行う。
そこで出会ったトレーナー達から色々とトレーニング法を教わることがよくある。
トルソネーターを教えてもらったそうなのだが、これは何通りものやり方がある。
それには専用のトルソネーターの器具と専用のグリップが必要になってくる。 特に力士にとって爆発的な瞬発力やパワー、それに捻ったり突き上げたりする動的負荷トレーニングを行うことが重要だ。勿論、相撲以外にアメフトやラグビー、格闘技、陸上競技などあらゆるアスリートのトレーニングに取り入れても非常に有効なトレーニングだ。
いろいろ調べてみたが、国内で専用のトルソネーターを販売しているところはない。
そこでトルソネーターを輸入することにした。 しかもツイン・トルソネーター!!
ツインなら更にバリエーションのあるトレーニングができる。
そうきたらアスリートには定番のスライダー(SOLID)も入れたくなってくるし、アトラス・ストーンも欲しくなってくる。 更にはログリフトだったりファーマーズ・ウォーク、KEGやSTAMP、YOKE、スイングボール、WARハンマー、巨大タイヤ、モンスター・チェーン、ケトルベル、バトル・ロープ・・・・と次から次へと欲しいものリストが増えてきてしまう。
ブログで公表しているということは、既に海外のいくつかのメーカーと輸入交渉を済ませてしまった訳だ。 海外モノは、日本では見かけないマニアックなものがザクザクあったりする。
こんなもの!と笑ってしまうような、いかにも需要のないようなものもあって実にユニークで面白い。
重量物なので、送料だけでもかなりの輸入コストがかるが、小物から徐々に揃えていこうと思う。
ある程度完成させるには1年、2年はかかるかも知れない。それでも面白そうなので少しずつやっていこうと思う。 つまりは“ジムの一部をストロングマン(誰もいない)とアスリート達のためのファンタジーな遊戯場へ”と変えていこうと思っている訳だ。
時代に逆行した思い思いの原始的でユニークなものを輸入し、輸入コスパが高額なものや無いものは創作しようと思う。
ネットショップでも、これらのマニアックなものを販売していきたいと思っている。
▼奴隷の身となったシュワルツェネッガー扮するコナン。石臼轢きの重労働に従事する。
こんなファンタジーな遊戯場ができたら最高だ。身体造りにはもってこいだけど、流石に場所がないので無理だが・・・
▼ファンタジーは無理であっても “Conan's Wheel” として蘇らせることはできなくもない。
プレートツリーを利用してドロップセットでこなしていくのは重労働だが、全身疲労困憊となる良いトレーニングである。
但し、日本のショッピングセンターの駐車場でこんなことやっていたら流石に怒られるか通報されるに違いない。